2016年03月31日

中山峠の空中カーブは最強のクロソイド曲線

中山峠は、札幌から道南に抜ける重要な峠です。
先日の日曜日は雪解けも進み、行楽日和とも重なって、そりゃそりゃもう大変な車の多さでした。




札幌側から定山渓を抜けてしばらく進むと、だんだんカーブが多くなり、両側が山の景色に変わっていきます。
除雪された雪の山が背丈くらいもありますよ。
標高が高くなってきたせいか、耳がキーンとする。
こういう時はツバを飲み込むと治るんだもね。

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この峠には、いくつもの橋やトンネルがあるけれど、最大の見どころはなんと言っても、空中を浮かぶようにカーブする橋。
これがすんごく高い所にあるので、何度通っても緊張する。
中山峠の建設に携わった技師さんから聞いた話を紹介しますね。




”この橋は『無意根大橋』と言って、長さ239.6m、一番高い所ではなんと、地上から35mです。ビビっちゃいますよね〜。
しかし、そのカーブは、アウトバーンにも使われているクロソイド曲線というカーブです。
クロソイド曲線とは、簡単に言うとドライバーのハンドル操作を最低限、動かさずにカーブを切れる最強の曲線というふうに考えて下さい。だから、カーブにも、安全性を考えて作られているんですよ。”

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ドライバーが一速度を一定にしたときに、ハンドルの角度も一定のままで起動を描く曲線。
カーブの途中で、いきなり速度やハンドル操作を変えない限り、スーっとスムーズに曲がる。
クロソイド曲線は、究極のカーブだったのだ。




他にも、大雪が降った時に、除雪車が雪を落とす為の崖側の壁がない覆道があります。
除雪車が落ちたらどうするんだべねー。今まで落っこちた話は聞いた事はないけどさ。

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それから『うす別回廊』という所は、作るのに4年もかかったそうです。

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あと、技師さんが『ワニの口』と呼んでいるトンネルがあります。
このトンネルの出入り口部分には、透けている覆い、ルーバーと呼ばれる明かり取りがついています。
トンネルの暗さに目を慣れさすためだそうです。
その長い覆いの形かが『ワニの口』に似ているというわけです。



中山峠の降雪量は、1冬になんと15メートル。
技師さんは、様々な工夫をこらしたトンネルや橋がある中山峠を、まさに『まさにトンネルのデパート』と言っていました。
中山峠に来たら、そんな事をちょっと思い出してみるのもいいかもね。

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<昭和39年工事開始 定山渓〜中山峠ルート 44年完成>標高は835m。




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posted by ぽぷら at 21:59| Comment(2) | 北海道の事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年03月30日

熊のお腹で膨れたものは・・・古平の昔話

北海道の古平の昔話の2つ目。


古平にはチョペタン川(チョピタン川)というの川が流れています。
そのチョペタンの傍に『運上屋(』うんじょうや)があったそうです。
『運上屋』とは、和人とアイヌの人たちとの交易所の事です。



ある日、運上屋の二ハ地蔵さんは、数の子(ニシンの卵)をしまっている蔵の中から、大量の数の子なくなっている事に気がつきました。
見ると、草を踏み分け歩いた足跡らしきものが残ってる。
ドロボウか!



それから数日したある日、またも蔵でガサゴソと音がするので行ってみると、間違いなく誰かが蔵に忍び込んだあとのようでした。
翌日、近所の人たちが集まり捜索開始。
見れば数の子が点々と川のほうに落ちています。
その跡をたどって川を渡り、草むらまで行ってみるとなんと、そこには熊が寝ていました。


「やべ!熊だべ! 」
そっと近づいてみたところ、なんか様子がおかしいんでないかい。
熊は息もたえだえです。



「こっちは大人数だ、縛っちまえ」
熊は縛られて運ばれましたが、途中で死んでしまったそうです。
その後、熊のお腹からは沢山の数の子がでてきました。
お腹いっぱい数の子を食べた熊は、そのあと水を飲んだ事で数の子が膨張し、死んだのではないかと言われています。


江戸から明治にかけての数の子の保存方法は干し数の子が一般的だったそうです。
塩数の子が作られるようになったのは、明治の終わり頃(明治30年代以降)になってから。
北海道の数の子が海を渡って本州に運ばれる事を考えると、このお話に登場したのは、干し数の子だったのではないかと想像しました。
干し数の子をお腹いっぱいの数の子を食べた熊が、水を飲んだとしたらもう、お腹の中はパンパンだべね。



北海道には、氷下魚(コマイ、カンカイとも言う)っていう魚の干したものがあってさ、その身をむしって一味マヨネーズを付けて食べたらまず美味しい珍味なんだわ。
これを食べ過ぎると、あとでお腹がパンパンになっちゃいます。
だから、この熊の気持ち、ちょっとわかるわ。


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posted by ぽぷら at 11:52| Comment(4) | 古平・積丹方面 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

古平にはお地蔵さんお薦めの蕎麦屋があった

先日、通ってきた積丹半島にある古平町。
北海道の昔話という本に載っていた古平のお話を2つご紹介します。
1つ目のお話は、ニシンがわんさと穫れていた頃と言いますから、明治から大正にかけて、もしくは昭和の初め頃のお話かもしれません。



ニシン漁は春。
この時期は、北海道の日本海側に沢山のニシンがやってくるので、それこそ、かなりの男手も必要になります。
そこで漁師の網元は、各地から労働者を雇いました。
彼らの事は『やん衆』と呼ばれていました。



古平もそうした場所の1つです。
昼間のニシン漁を終えたやん衆たちは、夜になると飲み屋さんへとくり出すのでした。
今も昔も、若い人たちは力が有り余っていたのでしょう。何人でかついだのはわかりませんが、願雄寺というお寺のお地蔵さんを、お蕎麦やさん前にドッカと置いていったんですと。
朝になって店の前に現れたお地蔵さんに、おそば屋さんは、もうびっくり!
北海道ふうに言うと、『どってんこいた』わけです。



ほんとなら、『こんな事をしたのは誰だあ!』となるところですが、さすが、お蕎麦屋さんでございます。
『このお地蔵さんは、ウチのお蕎麦がウマくて、たらふく食べたもので、動かれなくなったんだべや』という事にしました。
それからというもの、お蕎麦屋さんは『お地蔵さんも食べたくなっちゃったウマい蕎麦屋』という事になりました。



願雄寺に戻されたお地蔵さんも、『蕎麦食い地蔵』と呼ばれるようになり、古平ではちょっとした有名地蔵になったそうです。
やん衆たちのイタズラを、チャンスに変えちゃったお蕎麦屋さんは、今も昔も変わりなく、商売に通じるものがあるのかもしれませんね。


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2つ目のお話は次回で。


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posted by ぽぷら at 11:47| Comment(4) | 古平・積丹方面 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年03月28日

小樽の舘、シュークリームとクッキーシュー

小樽の洋菓子店の老舗、『舘』。
現在は『館ブランシェ』として、『舘』の味を守り続けています。

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シュークリームを買って帰ろうかな。
あのマッサンこと竹鶴政孝も、『舘』のケーキが大好きだったそうです。



おや、2種類ある。
普通のシュークリーム(値段忘れた!多分¥130くらい)とクッキーシュー¥160。
両方買ってっか。

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どちらも食べ比べてみない事には、どっちが美味しいかなんて、わからないもんね。
まずは、シュークリーム。 シューは固めで、サクっと歯ごたえがあって中はとろ〜〜〜りでした。

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次に、クッキーシューは・・・・
おお、こっちは肉厚。シュークリームよりも厚めで柔らかく、ほんのり甘みがついていました。
私はこっちの方が好きかもなあ。

中のカスタードクリームは、同じようですから、あとは外側の好みですね。
カリカリシューにするか、それともしっとりクッキーシューにするか・・。
いやいや迷っちゃうべさね〜。
やっぱしこれは、両方食べてみないとダメだべさ。




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posted by ぽぷら at 22:18| Comment(4) | 美味しい | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年03月27日

八海山の酒の實の酒粕で作った甘酒の味

『蔵本直送 酒粕』の看板。
あ〜引かれるこかれる・・・私にとってこの引力はハンパない。
スタスタ横断歩道を進む旦那さんをよそに、サッと忍者のごとく歩道から消える。
小樽の地酒専門店、『たかの』というお店でした。

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奥に進むとご主人がいました。
『あの、看板の酒粕は』
「あー、それならコレ。今しかない酒粕ですよ。スーパーで売られている普通の酒粕と比べてみると、違いがわかりますよ」
『八海山の酒の實(さけのみ)』という酒粕です。



日本酒は飲めないのに、なしてか甘酒やウィスキーボンボンなどの香りが大好きなのは、やはり、のんべえだった父親のDNAが自分の中に潜伏しているからかもしれない。



帰宅してからさっそく作ってみました。
嬉しいことにレシピも付いています。(写真はクリックで大きくも見られます)
酒粕は、シャカシャカを混ぜるらしいのですが、私が作った時は、ゆっくりコトコト火にかけているうちに、ちゃんと溶けてくれました。
しゃもじのヘラを、お鍋の端っこにこすりつけちゃうような、あの、ねっとりとした感じはないですね。


『八海山の酒の實』というお酒は飲んだことはないけれど、酒粕で作った甘酒は、風味豊かで、さわやかな味わいです。
色んな酒粕で甘酒を試してみると楽しいです。

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posted by ぽぷら at 22:00| Comment(6) | 小樽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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