会場は小樽水族館の駐車場。 夕焼けが赤く染まり始めた頃にはもうすでに人でいっぱいです。
花火を見るのに 『祝津パノラマ展望台』は絶好の場所だね。
傍にいたカップルも、楽しそうに語り合っています。
「うわあ、水族館見えてるう。みてみて、何か歩いてきてる、ほらほら、キャ〜〜!!飛び込んだ!! ねえねえ、あれって何??」
「ああ、あれはアシカだよ」
「アシカ! カワイ〜〜〜〜!」




あれはトドだべさ。

夜の7時を過ぎたころ、いよいよ花火が打ち上げられました。
でも、花火は連続して上げるのではく、次の花火のまえに、進行役のおじさんがメッセージを読み上げています。
『お爺ちゃんがいなくなって1年ですね。寂しいけれど、僕たちは、みんなで助け合って生きていきます。お爺ちゃんも天国から見守って下さい』
メッセージが終わると、空高く花火が打ち上げられました。

『おまえがいなくなっても、父さん、母さんは、一日だって忘れたことはないよ。いづれ私たちもそっちに行くから、それまで見守って下さい』

『あなたが天国に行ってから1年が過ぎました。お誕生日を祝ってあげられなくてごめんね。今度、生まれ変わってくる時も、私たちの子どもに生まれてきてね』

この花火は、亡くなった方達への供養なんですね。
夜空に広がる光を見ていると、花火は地上から天国に送る花束のようです。
じんわりウルウル見上げた花火大会もフィナーレになりました。
最後は一段と大きな花火が夜空を照らして、祝津の季節は変わろうとしています。

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うれしかったです ぽぷらさんありがとう
こちらの花火大会は こういった企画になっているのですね
いままで知らなかったです
たくさんの愛しい人が それぞれ亡くなっていることになりますね
花火の音とメッセージを聞いて 天国から見下ろしているのかも?
十五夜さんやお彼岸も近くなって なんとも意味深い気がします
夕焼けの写真 とっても綺麗です
水中花火、きれでしょうね。
テレビでは、広い幅で花火がまるで水の流れのように光っていますもね。
今年は本当に急な雨で大変でした。
来年の夏こそ、ゆっくり見上げてみたいですね。
昨年だったか、内地に行ったときが夏で、たまたま花火を見たんです。
そのときに、同じように故人を忍んだアナウンスが流れていたのを思い出しました。
こんなふうな花火を見るのは、北海道で初めてでした。
連続で上がる大きな花火大会とは違うけれど、ひとつひとつに、しんみりしながら見る事ができました。